浮世離れガール

ベンゾ断薬と格闘中のアスペ(自閉症スペクトラム)が障害枠就労を始めました。

ベンゾジアゼピン離脱症候群 発達障害当事者に身近な薬害

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私が一番後悔していること教えます。

 
それは心療内科でもらった薬を長期間飲んでしまったことと、ただしい辞め方を知らなかったことです。

 

もう薬を飲まなくなって3年も経とうとしているのに、筋肉の硬直で身体のあちこちが痛み、頭痛が頻繁に起き、体力だってお年寄りより無いくらいで掃除機なんか掛けた日には2、3日は寝込みます。精神薬について無知だったことは後悔しても後悔しきれません。

 

まさか病院で出された薬を指示通りに飲んで、お医者さんに相談しながらの減薬でこんなに苦しい思いをするとはというショックもあります。

 

長期服用のリスクや辞める方法についてもうすこし丁寧にフォローしてもらえたら良いのにと思いますが、現実的にそこまでしてくれる病院は少ないようなので自分で知っておく必要があります。

 

あなたは心療内科、精神科でもらった薬、飲んでますか?
または飲もうとしてますか?
 
もし飲んでいるなら、飲もうとしているならベンゾジアゼピン離脱症候群という言葉を必ず知っておいてください。
 
デパスレキソタンハルシオンリスミーなどなどベンゾジアゼピン系と呼ばれる薬を飲み続け、それを減量または中止した際に起こるのがベンゾジアゼピン離脱症候群です。
 
全ての人に起こるわけでは無いのですが、筋肉の痛み、頭痛、動悸、胃腸障害、睡眠障害、まぶしさ、不安と緊張の増加、パニック発作、集中困難、混乱と認識困難、記憶の問題などなどさまざまな身体の不調が起こります。
 
いきなり全ての薬を飲む事を辞めたり、速いペースで薬を減らす事で起こりやすくなります。
 
中には寝たきりになるなど日常生活に支障がでるほど酷くなる人や苦しみに耐えかね自殺してしまう方もいます。
 
ですが、長期的なスケジュールを立ててゆっくり少しずつ減らして行くことで症状をかなり軽くできますので今飲んでても心配しないでね!!
 
ポイントは、ゆーっくり薬の個数を減らしていくこと。体調がおかしくなったら何日でも待ってそれ以上減らさないこと。
 
脳に働きかける薬なので減らしていく時には脳が薬が減ることに慣れさせる時間が必要なんです。長期間、または大量に服用した人の場合はより慎重に計画する必要があります。
 
特に我慢強い人は要注意!不調を我慢して薬を減らし続けない方が良いです。我慢しながらさらに薬を減らすともっと体調が悪くなってしまいます。
 
本当にざっくりとお話しましたが、実際に薬を減らす際には「アシュトンマニュアル」(下の画像をクリック)などを読んでしっかり勉強した上で、病院の先生と相談しながら進めるのが良いと思います。
 

https://www.benzo.org.uk/amisc/japan.pdf

 
長期間、服用しているだけでも同じような症状が起こる事もあるそうです。
 
アスペルガー自体を治せる薬は今の所無いですし、一時しのぎの為の薬で身体まで壊しては本末転倒‥。どうしても必要な時にできるだけ短期間で飲むだけにしておいた方が良いかと思います。
  
 
個人的には薬で鬱も治らなかったし、もう飲まないな‥。時間もお金も身体も心も勿体無かった!!
 
何も知らずに同じ苦しみを味わってしまう人が一人でも減りますように。ぜひご自身の薬をチェックしてみてくださいね!